空き巣の対策とは?泥棒の行動パターンを踏まえた3つの対策

空き巣対策

家を空けたスキを狙う空き巣は、どの家庭でも空き巣被害を受ける可能性があります。

そんな空き巣ですが、対策をするかどうかで犯人から狙われるリスクが大きくかわります。

空き巣犯の心理踏まえた行動パターンを理解した上で、効果的な防犯対策の方法をご紹介します。

空き巣とは

空き巣とは、家人などが不在の住宅の屋内に侵入し、金品を盗むことを意味します。

仕事や学校で定期的に家を空けることが多い家や、旅行や帰省で家に人がいないことが確認された時には、空き巣に入られるリスクが高まります。

空き巣(侵入者)

空き巣犯(侵入者)のイメージ

空き巣に入られた場合には、以下のような被害を受けることになります。

  • 大切な金品(現金、預金通帳、貴金属、カードなど)の窃盗
  •  パソコンや電化製品などの窃盗
  • 住所録や家計簿などの個人情報の悪用
  • 鉢合わせた場合、強盗に変身して暴行
  • 留守宅での待ち伏せされて女性への暴行
  • 留守宅での待ち伏せされてキャッシュカードの暗証番号を取得
  • 侵入された後の恐怖感(未遂含む)

空き巣犯は、窃盗を目的としていることが多いですが、包丁などを所持しているケースも多く強盗に変身して暴行被害にある可能性もあります。

空き巣の行動パターン

空き巣をするのは人間なので、彼らの心理と行動パターンを把握することで、空き巣対策へのヒントが見えてきます。

そこで、空き巣の犯人に警察庁がアンケート調査を実施してみえてきた「下見の時」「侵入を決めた時」と「侵入を諦めた時」を理解しましょう。

空き巣は必ず下見を実施する

空き巣は、衝動的に盗むのではなく、狙う家を見定めるために下見を実施します。

狙う家を見定める上で気にすることとしては、「お金がありそうで留守宅であるのか」というポイントです。

さらに、できる限りひと目が少なく、逃げやすい住宅を選ぶということがわかります。

空き巣の家の下見データ

出典:警察庁

また、空き巣犯が「家が留守と判断する基準」は、以下の通り「インターホンで呼ぶ」「動きを見張る」「電話をかける」といった行為があります。

留守の確認方法のグラフ

引用:警察庁

空き巣が侵入の決める時の基準

下見で絞り込んだ家から、「どの家に侵入するか」の決め手となるポイントとしては、クレセントを外せば家に侵入できる家ということがわかります。

クレセントとは、引き違い窓にある半月形の締め金具のことであり、ほとんどの家庭の窓に付いているカギのことを意味します。

空き巣が家を選ぶ時に注目することのグラフ

出典:警察庁

その他には、「ひと目につきにくい」「現金が家に多そう」「戸締まりをしていない」「ベランダに登りやすい」ということが空き巣が犯罪を犯そうと決意するポイントとなることがわかります。

空き巣が侵入を諦める時の決め手

それでは、空き巣犯はどういった時に侵入を諦めるのでしょうか?

実際に空き巣未遂で終わったケースのアンケート調査に基づく、空き巣を辞めた理由をみてみましょう。

空き巣を諦めた最も大きな理由は、「近所の人に声をかけられた」というものでした。

継いで、「補助鍵が設置されていた」「セキュリティシステムが整っていた」「犬を買っていた」という理由があります。

こちらに出てきた空き巣が侵入を諦める理由を大別すると以下の通りになります。

  • 近所の人・犬・警察に出会った
  • 補助鍵・面格子・防犯ガラスがあった
  • セキュリティシステム・防犯カメラ・センサーライトがあった

3つの空き巣対策

①留守を勘付かせない工夫

空き巣は、家が留守だと判断できたときに侵入することがわかっています。

そのため、留守だと覆わせない工夫をすることで、空き巣から狙われることを防ぐことができます。

新聞、手紙、宅配便の不在票を確認
長期に留守にする場合は、新聞・郵便をとめる
隣の人、家族に預かっておいてもらうようにする
『留守なので配達しないください』の貼り紙をしない
洗濯物の干しっぱなしを確認
帰宅が遅い場合などは、洗濯物を室内に干す
洗濯機やテレビなどの生活音を確認
ラジオ等をつけっぱなしにして外出す
玄関や室内の電灯が消えているのを確認
玄関やキッチンの電気をつけっぱなしにしておく
カーテン・雨戸が閉まりっぱなしを確認
旅行などで長期に留守にする場合は、
雨戸やカーテンを閉めっぱなしにしない。
104で番号を調べて電話で確認
留守電話のメッセージで『留守』と言わない
転送サービスを利用する

②窓の強化

窓からの侵入イメージ

窓からの侵入イメージ

侵入の決め手となる最も大きな理由は、「クレセント(引き違い窓にある半月形の締め金具)が外しやすいか」というポイントでした。

一方で、侵入を諦める理由には、「補助鍵・面格子・防犯ガラス(もしくはフィルム)で窓が強化されているというものがありました。

  • 面格子を付ける
  • 防犯ガラスに変える
  • ガラスに防犯フィルムを貼る
  • 補助鍵を導入する

そのため、窓を割ることができないように、面格子を付けたり、空き巣犯に割られにくい防犯ガラスに変えたり、防犯フィルムをガラスに貼ったり、補助鍵を導入したりすると効果的です。

③防犯システムを導入

空き巣犯がもっとも嫌がる対策は、防犯システムの導入です。

セキュリティ会社のシールや防犯カメラ・センサーライトなどが家に設置されている場合、空き巣犯は嫌がります。

家に侵入しようとするとセンサーで警報がなったり、録画されて証拠が残ったり、警備員が出動して取り押さえられるなど、空き巣犯からしたらリスクが高すぎるためです。

最近では、一人暮らし向けや家族向け、高齢者・女性向けのホームセキュリティも一般的に普及しており、月額3,000円くらいから導入できるサービスです。

むやみに導入することをせず、まずは信頼できる大手警備会社の資料請求をしてライフスタイルに合ったものを導入するようにしましょう。

セコム(SECOM)の資料請求

セコムの公式サイト

セコムの公式サイト

無料で資料請求・見積もり

アルソック(ALSOK)の資料請求

アルソックの公式サイト

アルソックの公式サイト

無料で資料請求・見積もり

まずは資料請求をしてご自身の生活に合ったプランを探してみましょう。良いプランがあったら、プロに見積もり相談することがオススメです。契約前に、セコムとアルソックは必ず比較しておきましょう。
※注意事項※ 根拠のない口コミ評判サイトが多く存在しています。当記事では、一部PRを含みますが実際の体験談に基づく信頼性の高い情報をお伝えします。