ホームセキュリティは、価格も安くなっており、一般住宅にも取り入れることができるサービスになってきております。
しかし、ホームセキュリティを導入することで期待したいのが「犯罪の抑止力」。
空き巣や侵入窃盗を行う泥棒にとって、ホームセキュリティは本当に犯罪の抑止力となるのでしょうか?
警視庁が行ったアンケート調査にもとづいて、犯罪の実情とホームセキュリティの特徴についてご紹介します。
ホームセキュリティとは
ホームセキュリティとは、生活の安心と安全を守ってくれるシステムです。
具体的には、防犯機器を使って家の内外を監視して、非常事態にはガードマン(警備員)が駆けつけてくれます。
10年ほど前までホームセキュリティは、豪邸にしか設置しないものという考え方がありましたが、現在では一般家庭に導入されているサービスです。
この背景には、犯罪の巧妙化、訪問の押し売り被害・ストーカー被害などの増加によりホームセキュリティ需要の高まりがあります。
また、共働きによる子供の見守りや、高齢化によるお年寄りの安否確認など、サービス内容は拡充されております。
需要が高まった結果、警備会社同士の価格競争が働いて、一般の方が比較的安くサービスを利用できるようになっているのです。
ホームセキュリティは、人々の生活で水道や電気のように、当たり前に使う生活インフラになりつつあるといえます。
空き巣(侵入窃盗)の現状
賃貸でも持ち家でも、住む家がある以上は空き巣のリスクはつきまとってきます。
1年間で約7.3万件の侵入窃盗が報告されており、1日当たり200件の被害が発生していることになります。
自分には関係ないと思っていても、空き巣や窃盗、強盗が発生してからでは遅いので、できる限りの対策が求められます。
中でも、一戸建とマンションの低層階が空き巣などの侵入窃盗の被害に遭いやすいという傾向にあるため、ご自身の住環境と照らし合わせてみてください。
ホームセキュリティの抑止力
そもそも、侵入窃盗をする泥棒にとって、どのようなことが犯罪の抑止力となるのでしょうか?
実際に犯罪を行おうとした人・もしくは犯罪歴のある人に警視庁が行った調査をもとに、犯罪を諦める時の理由を集計しました。
空き巣被害の抑止力となるNo.1は、意外にも「近所の人に声をかけられた」というものでした。
近年は、近所付き合いが減ってきているといわれておりますが、近所の助け合いは犯罪を抑止する上で重要といえます。
それに次ぐ大きな理由をみてみると「ホームセキュリティならではの抑止力」が働いていることがわかってきました。
「セキュリティシステムが整っていた」「防犯カメラが設置されていた」「センサーライトがあった」「防犯看板が掲げてあった」という4つものホームセキュリティ関連の理由が組み込まれております。
- 近所の人に声をかけられた
- 補助錠が設置されていた
- セキュリティシステムが整っていた
- 犬を買っていた
- 面格子が付けられていた
- 防犯カメラが設置されていた
- 警察官に出会った
- 防犯ガラスになっていた
- センサーライトがあった
- 防犯看板が掲げてあった
泥棒にとって、ホームセキュリティが大きな抑止力となっていることがわかります。
防犯効果を発揮するグッズ3選
犯罪を諦めた理由からもお分かりいただける通り、ホームセキュリティを導入することで、「防犯カメラ」「センサーライト」「警備会社のステッカー」が外観に設置されるため犯罪の抑止力となります。
泥棒や空き巣の心理として、ホームセキュリティが導入されていることで「防犯カメラに映った映像が証拠になって逮捕されてしまう」「数分以内に警備員がやってくる可能性がある」などのリスクが頭をよぎります。
まとめ
ホームセキュリティを導入することで、侵入窃盗の抑止力になることがわかりました。
特に、一軒家やマンションの1-3階(ベランダに登りやすいところ)に住んでいる方にとっては、ホームセキュリティが大きな犯罪の抑止力となります。
空き巣は、暴行に発展する強盗に被害が及ぶことも多いので、ご家庭に小さなお子さんやお年寄り、若い女性のいる方は特に注意が必要です。
泥棒が避けたがる家づくりをするために、まずはホームセキュリティの導入を検討するようにしましょう。
ホームセキュリティは高いイメージがありますが、月3,000円から始めることのできるプランもあります。